次世代育成企画
〈会員限定〉
■テーマ
教育哲学と教育実践の乖離をどう埋めているか?
■登壇者
登壇者 奥野 佐矢子(神戸女学院大学)
岸本 智典 (鶴見大学)
間篠 剛留 (日本大学)
&グループディスカッション
■趣旨
本学会の多くの若手会員は、大学・短大・専門学校で教員免許・保育士資格取得に必要な科目を担当することからキャリアをスタートさせる。このとき直面する大きな問題のひとつ、それは〈研究〉と〈教育〉とのあいだの隔たりではないだろうか。担当科目の標準的な教科書に自身の研究がうまくフィットしない、教育学全体が実践志向を強めるなか教育哲学の本分であるいわゆる「原理」的な問いを扱いづらくなっている、などのケースが考えられることだろう。今日ではまったく専門外の科目を担当することももはや稀ではない。では、そうしたさまざまな隔たりを少しでも埋めるべく、会員は日々どのような苦労をいかにして乗り越え工夫を積み重ねてきたのだろうか。
本学会ではこれまで、特別課題研究「教員養成課程における教育哲学の位置づけに関する再検討」(2007年10月~2010年 9 月)や『教育哲学研究』誌第116号での特集「教育哲学と社会—教育哲学のrelevanceを考える」(2017年11月発行)などで類似の問題について知見を蓄積してきたが、本企画はより素朴ではあるが切実でもある次のような関心に根ざしている。それは、学会が研究交流の場だとすると、学会を終えたあとそれぞれの会員は普段どのような講義をおこない演習を運営しているのだろうか、というものだ。普段は学会の表舞台にはあがらない教育哲学研究者の日々の教育実践にまつわる苦労と工夫を語りあいながら共有すること、これが本企画のねらいである。閉会後には参加者各自が少しでも前向きな気持ちで自分の持ち場に戻れるような機会になればと願っている。
上記の主旨をふまえ、登壇者3名にはインタビュー形式で、実際の授業における苦労や工夫などをご報告いただく。その後、参加者全員でグループに分かれ、ざっくばらんな情報共有・意見交換の機会を設ける。後日、多くの会員からご参加・ご意見をいただくことを目的として、事前にオンラインでの参加登録案内や質問収集を予定している(詳細は大会HP等をご参照いただきたい)。会員の皆様の多くのご参加を願うものである。
※ランチタイムセッションのため、必要に応じてお食事と飲み物をご持参ください。